
布教センター活動報告
Osaka Center Report
2021.May.
発行年月 | 2021-05-31 |
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サイズ | B5判・約100ページ |
税込価格 | 305円 |
Contents
・「現代人(イマジン)~今に学ぶ~」2020公開講座
「若年層のコロナと今 家族支援、虐待防止支援」
辻由起子氏(大阪府子ども家庭サポーター)
令和2年11月18日開催
・令和2年度 研究集会
「親なきあと」問題を考える~誰一人として取り残さない社会を目指して~
藤井奈緒氏
(一般社団法人「親なきあと」相談室関西ネットワーク代表理事)
令和2年12月4日開催
巻頭のことばより
今日、私たちを取り巻く環境は複雑化し、人々が抱える問題も多種多様になってきている。
例えば貧困や格差の問題、うつ病などの心の病、自死、各種ハラスメント、医療現場で言えば、臓器移植、終末医療、尊厳死の問題、家族間では、ドメスティック・バイオレンス(配偶者などからの肉体的・精神的・性的・経済的暴力)、介護、ネグレクト(育児放棄)、そして教育現場では、いじめ、学級崩壊、不登校、引きこもりなど、枚挙にいとまがない。
その一つひとつの難儀、新たな難儀がそれぞれの教会に持ち込まれ、「生神金光大神取次のひれい」を通して助かりが実現されて行くために、教会・教師はどうあるべきか。私たちの目に映る現代社会の問題状況を多面的に把握し、信心の目で捉えなおすことが、いよいよ求められているところである。
金光教大阪センターでは、東近畿教区、西近畿教区、中近畿教区を包括した三近畿の布教センターとして、「教会と社会をつなぐ」をテーマに掲げ、各教会の広前の働きがより充実し、神様の願いが教会の信奉者は元より、地域社会をも包み込むことを願って、その一助となるべく取り組みを進めている。
今号の布教センター活動報告では、「2020公開講座」(令和2年11月18日開催)、「令和2年度研究集会」(令和2年12月4日開催)の活動内容を掲載する。